エアコン掃除のタイミングは?夏本番前にやるべきメンテナンス

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真夏日や猛暑日が続く日本の夏では、家庭でもオフィスでもエアコンが欠かせません。
ただし、エアコンに溜まったカビや汚れは、健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるため、適切なメンテナンスが必要です。
本記事では、エアコン掃除をするおすすめのタイミングとともに、自分でできるメンテナンス方法をご紹介します。
エアコンを多用する夏前に、掃除やカビ対策を実施して、暑い時期も快適に過ごしましょう。
 

エアコン掃除を実施するタイミングは?

エアコン掃除は年1~2回程度が推奨されており、特に季節の変わり目(春や秋)が最適です。
エアコン掃除のタイミングは、以下の時期が一般的に推奨されています。
 

【4月~5月】冷房使用シーズン前

エアコンを頻繁に使用する夏前に掃除を済ませておくことで、カビやホコリを除去し、快適な冷房環境を整えることができます。
4月は花粉が多く飛散する季節であり、エアコン内部にも花粉やホコリが溜まりやすい時期です。このタイミングで掃除を行うことで、室内の空気質を向上させることができます。
梅雨の時期は、すでにカビが増えるタイミングであることを考慮すると、6月までにはクリーニングをして清潔な状態にしておくのをおすすめします。
 

【9月~10月】暖房を使用する冬前

9月~10月頃に夏の使用で蓄積した汚れを落としておけば、冬の暖房を清潔に使用できます。
夏場に頻繁に使用したエアコン内部には、カビやホコリが溜まりやすくなります。このタイミングで掃除を行うことで、汚れがこびりつく前にしっかりと除去できます。
また、秋は湿度が低く、空気が乾燥しているため、掃除後のエアコン内部が速やかに乾燥します。これによりカビの繁殖を防ぎやすいのもポイントです。
 

エアコン掃除がすぐに必要なタイミング

エアコン掃除を行う頻度は、年1~2回が目安です。
ただし、汚れやニオイが気になるときは、早めにエアコンのメンテナンスを行いましょう。
エアコン掃除がすぐに必要なタイミングは以下となります。
 

エアコンの吹き出し口や送風ファンにカビを発見したとき

吹き出し口に黒い点々とした汚れが見えたときは、エアコン内部で黒カビが繁殖している可能性が高いので、早めにエアコン掃除を行う必要があります。
また、送風ファンにカビやホコリが付着しているのを発見したら、エアコン掃除が必要なサインです。
吹き出し口からライトを当てて送風ファンをのぞくと、カビやホコリが付着しているか確認できるので、こまめにチェックしておきましょう。
 

エアコンから吹き出す風が臭いとき

エアコンが吹き出す風が「臭い」と感じたときも、エアコン掃除が必要なタイミングです。
吹き出す風が臭いときは、エアコン内部にニオイの原因となるカビやホコリがある可能性が高いといえます。
エアコン使用中に臭いと感じたら、吹き出し口や送風ファンにカビが発生していないか確認してみましょう。
 

エアコンを使用している時期に体調を崩しやすくなったとき

エアコンを使用していると体調を崩しやすくなったときも、エアコンが汚れていないかチェックしてみてください。
エアコン内部にカビやホコリが溜まっている状態でエアコンを使用すると、室内に汚れた空気が拡散されます。
その空気を吸い続けていると、深刻な健康被害につながる恐れがあるため、早めにエアコン掃除を行いましょう。
 

エアコンのカビや汚れが健康に及ぼす影響

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エアコンに溜まったカビや汚れは、健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ここからは、エアコンのカビや汚れが健康に及ぼす具体的な影響についてチェックしていきましょう。
 

アレルギー症状の増幅

エアコンは、カビやホコリ、花粉、ペットの毛などをフィルターや内部に蓄積し、運転時にこれらを室内に拡散します。
カビの胞子やホコリがエアコンから拡散されると、鼻炎や咳などのアレルギー反応が増幅される危険性があります。
 

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

エアコンのカビの胞子を吸い込むことで「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」という病気を発症する可能性があります。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症とは、アスペルギルス属の真菌に対する過剰な免疫反応により、気管支や肺に炎症が生じるアレルギー性疾患です。
発症した場合、慢性的な咳や息苦しさ、呼吸困難といった症状を引き起こし、悪化時には発熱や体重減少も伴います。
 

夏型過敏性肺炎

エアコン使用時に症状が悪化する、乾いた咳や発熱、息切れ、全身倦怠感を「夏型過敏性肺炎」といいます。
夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンという特定のカビを吸入することで引き起こされるアレルギー性の肺炎です。
初期症状は夏風邪に似ており、高熱や呼吸困難が急激に現れるケースもあります。
 

シックハウス症候群

エアコンのカビやホコリが原因で、頭痛や吐き気、湿疹などのシックハウス症候群が現れることがあります。
これらの症状は、エアコン使用時に閉め切った環境で悪化する可能性が高いです。
 

【健康面以外】エアコンメンテナンスを怠った場合のリスク

健康面以外でも、エアコンメンテナンスを怠った場合のリスクは多数あります。
ここから、その詳しい内容について見ていきましょう。
 
水漏れの発生:ドレンホースの詰まりで内部の結露水が溢れ、床や壁を水浸しにする恐れがあります。
電気代の増加:ホコリやカビが熱交換器の働きを阻害し、電力消費量を増加させてしまいます。
寿命の短縮:ファンや熱交換器の汚れがモーター負荷を増加させ、寿命を縮めてしまいます。
高額修理の可能性:水漏れ放置による腐食や、カビの根深い繁殖によって分解洗浄が必要になると、修理費用が増大します。
悪臭の定着:カビ臭や生ゴミのようなニオイが衣類やカーテンに付着してしまいます。
害虫の侵入:ドレンホースの詰まりによって、ダニやゴキブリなどの害虫が配管内部に繁殖する可能性があります。
 

夏本番前にやるべきエアコンメンテナンス方法

エアコンは快適な生活に欠かせない家電ですが、内部のカビや汚れにより健康被害を引き起こすリスクもあるため、適切なメンテナンスが重要です。
エアコンを多用する夏本番前には、以下のエアコンメンテナンスを行ってください。
 

1. 試運転による動作確認

設定温度を最低レベル(16~18℃)にして、冷房運転40分ほど行い、動作確認をします。
運転開始10分で冷風の有無・異常ランプを確認し、残り30分は水漏れや異音・異臭がないかチェックしましょう。
 

2. フィルター掃除

掃除機でホコリ吸引して目詰まりを防止し、冷房効率向上を図りましょう。
水洗い対応フィルターの場合は、洗浄後に陰干します。

【必要な道具】
掃除機・歯ブラシ・中性洗剤・タオル・新聞紙。

【フィルター掃除の手順】
  1. ホコリ除去:フィルターを外し、掃除機で表面のホコリを吸引します。

  2. 水洗い:シャワーで裏面から水洗いします。表面から洗うと目詰まりの原因となるので要注意です。

  3. 洗剤処理:頑固な汚れは、中性洗剤をつけた歯ブラシで優しく擦り落とします。

  4. 乾燥:日陰で完全乾燥させます。湿気が残っているとカビが発生しやすくなるのでしっかり乾燥させましょう。

 
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3. 本体・吹き出し口掃除

エアコンの本体・吹き出し口掃除は、エアコン内部の目に見える範囲でホコリや汚れを除去する作業です。
特に吹き出し口は空気の最終出口となるため、ここが汚れると室内にカビやホコリを拡散させる原因となります。

【必要な道具】
柔らかい布、綿棒や歯ブラシ、市販のエアコンクリーナー

【本体・吹き出し口掃除の手順】
  1. 電源プラグを抜く:必ず電源プラグを抜いてから作業を開始しましょう。

  2. 外装拭き取り:軽く湿らせた柔らかい布で表面のホコリを除去します。

  3. ルーバー清掃:綿棒や歯ブラシで隙間の汚れをかき出します。

  4. 内部洗浄:市販のエアコンクリーナーを吹き付け、汚れを浮かせて拭き取ります。

 

4.室外機の掃除

エアコンの室外機やその周辺のメンテナンスも、エアコンの効率維持と故障防止に重要です。

【必要な道具】
軍手、ほうき、掃除機(ハンディタイプ)、雑巾、歯ブラシ、割りばし、バケツ

【室外機の掃除手順】
  1. 電源オフ:必ずエアコンの主電源を切って作業を開始しましょう。軍手を着用しておくのもおすすめです。

  2. 外カバー清掃:ほうきで砂埃を払った後、濡れ雑巾で泥汚れを拭き取ります。頑固な汚れは水で湿らせたキッチンペーパーでふやかしてから処理しましょう。

  3. 熱交換器(フィン)の手入れ:掃除機のブラシ付きノズルで表面のゴミを吸引したあと、歯ブラシで優しくホコリをかき出します。

  4. 吹き出しグリル掃除:放射状の吸気口をほうきで払い、歯ブラシで網目部分の詰まりを除去します。

  5. ドレンホース点検:内部の枯葉や虫を割りばしで除去します。詰まりが深い場合は専用クリーナーを使用しましょう

  6. 周辺整理:室外機から20cm以内の障害物(植木鉢・物置など)を撤去し、通気を確保します。

 

エアコンのカビ対策もチェック!

エアコン内部は湿気がこもりやすく、カビの繁殖に適した環境になりがちです。
エアコンのカビを放置すると、健康に悪影響を及ぼすかもしれません。
エアコンにカビが発生しないようにするには、定期的なお手入れや環境整備が不可欠です。
ここからは、エアコンのカビ対策の具体的な方法をご紹介します。
 

エアコンを「送風運転」する

冷房・除湿使用後に、送風運転を30分~2時間ほど実施して、内部の結露を除去するのもカビ対策に有効です。
最近のエアコンには、内部クリーン機能(自動乾燥モード)が搭載されている機種もあり、手動操作なしで内部を乾燥できます。
便利な機能を積極的に活用して、エアコンを清潔な状態に保ちましょう。
 

湿度管理を徹底する

エアコンのカビを予防するためには、部屋の湿度調節をするのも大切です。
カビは、湿度が60%以上になると活発に活動しはじめます。
部屋の湿度が60%を超えないように調整しておけば、エアコン内部にカビが発生しづらくなります。
特に湿度の高い梅雨時や秋雨期には、エアコンの除湿モードを活用して室内湿度を下げ、カビの繁殖条件を抑制しましょう。
 

換気と環境整備を心がける

定期的な窓開け換気を実施して、空気中のカビ胞子を減らします。
エアコン周辺には物を置かず、風通しを良くして、加湿器や調理時の蒸気が直接当たらないように注意しましょう。
また、エアコンのカビを予防するには、室内の衛生状態も重要です。
室内にホコリやゴミが多いと空気が汚れ、エアコン内部にもカビがたまりやすくなります。
こまめに部屋を掃除して空気中の汚れを減らし、清潔な室内環境を保ちましょう。
 

自分でエアコンクリーニングを行う主なリスク

自分でエアコンクリーニング作業をすれば、「業者に依頼するよりもコストを減らせてお得?」とお考えの方も多いかと思います。
しかし、エアコンは精密機器です。
簡単なメンテナンス程度であれば自分で行っても問題ありませんが、知識や技術がないままエアコンを分解・洗浄をしてしまうと、不具合が発生しやすくなります。
その結果、修理代として多額の費用がかかってしまうケースも少なくありません。
ここからは、自分でエアコンクリーニングに伴う主なリスクについて、詳しく解説していきます。
 
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1. 故障リスク

エアコンは精密機器のため、分解や洗浄時の操作ミスで部品破損や機能不全を引き起こす可能性があります。
特に、電子部品への誤った洗剤使用は感電や腐食の危険があり、動作不良も発生しやすいため注意が必要です。
 

2. 保証の喪失

自分でエアコンクリーニングを行うと、メーカー保証対象外となる可能性があります。
サービスマン以外の分解は保証条項違反とみなされ、修理費用が全額自己負担になるケースも少なくありません。
 

3. 火災・事故の危険性

洗剤の残留や水漏れによるショート、ファンの動作不良が火災リスクを高めます。
特に、防水対策が不十分だと、電子基板への浸水で重大な故障を招きます。
 

4. コスパ悪化

専門工具や洗剤の購入費用などのコストがかさみます。
失敗時の修理代を含めると、業者に依頼するより高額になるケースも少なくありません。
 

5. 清掃効果の限界

市販スプレーや家庭用工具では、内部の頑固な汚れを完全に除去できず、ドレンホースの詰まりや水漏れを悪化させる恐れもあります。
 

自分で掃除できないエアコン内部はプロにおまかせ!

エアコンの表面はご家庭での掃除方法でもキレイになりますが、カビが一番繁殖している可能性が高い部分は、表から見えにくいエアコンの内部です。
エアコン内部には、細かな凹凸がたくさんあるためホコリが溜まりやすく、手の届かないところにカビがびっしり生えているケースも少なくありません。
エアコン内部のカビ・ホコリを除去するには、エアコンの構造を理解したうえで分解した後、業務用の高圧洗浄機を使用して内部の洗浄をする必要があるため、プロに任せるのがおすすめです。
 
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プロの業者にエアコンクリーニングを依頼するメリット

自己流でのエアコンクリーニングは感電や故障の危険があるため、専門知識を持つ業者への依頼がおすすめです。
プロにエアコンクリーニングを依頼する主なメリットは以下となります。
 

1. 健康リスクの軽減

エアコン内部に蓄積したカビやホコリはアレルギー症状(鼻水・くしゃみ・喘息など)を引き起こします。
プロのエアコンクリーニング業者であれば、高圧洗浄機を使用してフィンや熱交換器の奥まで洗浄可能です。
市販スプレーでは落とせない黒カビや頑固な汚れを完全除去し、アレルギー原因物質を排除できます。
喘息やアレルギー性鼻炎のリスクを低減したい方や、呼吸器が弱い方には必須のサービスといえるでしょう。
 

2. 故障リスクの低減

分解作業には専門知識が必要で、素人作業ではモーターやセンサーを損傷する危険があります。
プロの業者は、専門知識と技術で内部の精密部品を分解・洗浄できるため、素人が作業する際の故障リスクを回避できます。
たとえば、内部構造が複雑な最新モデルや掃除機能付きエアコンでも安全に作業可能です。
 

3. コストパフォーマンス向上

プロの洗浄によって詰まった汚れを除去することで、冷房効率が回復し、電気代を節約できます。
電気代節約が期待できるのは、近年の電気料金値上げを考慮すると大きなメリットといえるでしょう。
 

おそうじ本舗のエアコンクリーニング「完全分解洗浄」でカビを撃退!

エアコンクリーニングをプロの業者に依頼するのであれば、1,400店舗以上のネットワークと140万台の施工実績を誇る「おそうじ本舗」がおすすめです。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングには、オプションとして「完全分解洗浄」が用意されています。
洗浄の妨げとなってしまう部品まで取り外したうえで、徹底的にエアコンを洗い上げるため、通常の分解洗浄では落とせなかった細かなカビや汚れまで、しっかり落とせるのが特徴です。
カビが繁殖しやすいドレンパンや送風ファンなども、パーツごとに細部まで洗浄できるので、細かい部分もキレイに仕上がります。
また、おそうじ本舗では、キレイな状態を長持ちさせるために、仕上げに「防カビ剤」を塗布しているので、カビ予防が期待できるのも注目ポイントです。
エアコン内部のカビや汚れが気になる方は、おそうじ本舗の完全分解洗浄をぜひお試しください。
 

まとめ

エアコンのカビや汚れが健康に及ぼす影響は多岐にわたり、特に呼吸器系への悪影響が深刻です。
エアコンのカビや汚れが原因で発症する健康リスクを低減するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
エアコンクリーニングを実施するタイミングは、毎日稼働させる夏前や冬前がおすすめです。
内部の部品や冷却機能の清掃は、専用機材や専門知識が必要なので、これらはプロに依頼することを検討しましょう。
エアコンクリーニングは無理せずプロに依頼することで、機器を長持ちさせると同時に、快適な空気環境を保ちやすくなります。
 
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おそうじ本舗「大崎店」の特徴

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