キッチンの換気扇・レンジフードを自分で大掃除してみよう!やり方やコツをご紹介

自宅の大掃除はとても面倒ですが、その中でも特に困難なのは、油でギトギトになりやすいキッチンの換気扇やレンジフードではないでしょうか。

しかし、油汚れで目詰まりをしたフィルターをそのままにしていたら、換気が効率的にできなくなってしまいます。

そこで今回は、自分で換気扇の掃除するやり方や、ハウスクリーニング店ならではの、とっておきのコツやガイドをご紹介いたします。大掃除に役立つ情報が満載なので、是非チェックしてみてくださいね!


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キッチンの換気扇の汚れの原因は「油」

キッチンの換気扇での主な汚れの原因は、油です。この油は、熱・光・酸素によって、まるで水飴のようにネバネバした状態になっています。

これは変性油と呼ばれており、鉄に付着していると進みやすいという特徴があります。台所で油を使用した料理をしていると、油を含んだ煙をたくさん吸って、それが換気扇やレンジフードに付着してしまうのです。

この頑固な変性油を落とすためには、掃除に工夫が必要となります。分厚くなった変性油の場合、洗剤だけでなく、ヘラなどを使って削ぎ落とさなければなりません。

汚れがたまっていると、換気能力が落ちてしまいますので、定期的な掃除をおすすめします。掃除の頻度としては、料理を毎日のようにされる場合は、年に一回程度は定期的に行いましょう。

換気扇を自分で掃除するやり方

汚れてすぐの油汚れであれば、拭きとるだけでもスムーズに取り除くことができます。

しかし、なかなか掃除がしにくい換気扇やレンジフードは、蓄積して固まった落としにくい油汚れが、びっしりと付いています。

換気扇に付着した頑固な油を簡単に落とすには、「洗剤を溶かしたお湯につけ置きする方法」がおすすめです。

4060℃のお湯に、油で汚れた換気扇を12時間ほどつけると、こびりついた油汚れがゆるんで、汚れを落としやすくなります。

特に、油汚れの多い換気扇やレンジフードの場合は、アルカリ性の洗剤で掃除をしましょう。

アルカリ性洗剤の効果を最大限に発揮するためには、一度沸騰させたお湯に洗剤を溶かし、ある程度冷めてからつけ置きをするのがコツです。

お湯が冷めるのを待っている間に、換気扇のファンを取り外すと、スムーズに掃除を進めることができます。

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自宅の換気扇掃除に必要なもの

l  ゴム手袋

l  新聞紙

l  雑巾

l  大きめのゴミ袋

l  養生テープ

l  スポンジ

l  古い歯ブラシ

l  ヘラ

l  キッチンペーパー、サランラップ

l  洗剤や重曹

換気扇に付着している汚れは、主に油汚れです。油汚れは酸性なので、お掃除にはアルカリ性の洗剤を使うと、効率良く汚れを落とせます。また、手軽に入手できる「重曹」もおすすめです。ベトベトした油汚れを落としてくれる重曹は、食品にも使われるのでニオイや刺激がなく、身体に害がありません。

キッチンの換気扇掃除のやり方を解説

キッチンの換気扇掃除の手順は、以下となります。

1. キッチン周りを養生

2. 換気扇を分解

3. つけ置き洗い

4. 内部の洗浄

それでは、ここから詳しく掃除のやり方をチェックしていきましょう。

キッチンを養生する

まず、キッチンの周りを「養生」しましょう。


養生とは、掃除をすることによって、水や汚れが他の場所に付かないように、ビニールなどで保護をすることです。

面倒かもしれませんが、 油汚れや洗剤が飛んでしまう可能性が高いので、事前に養生した方が、後片付けが楽になりますよ。

また、換気扇掃除をするときには、汚れから手を守るために、ゴム手袋をつけることをおすすめします。


コンロの上には新聞紙を敷き、動かないように養生テープで、数か所留めておきます。

シンクは、大き目のごみ袋を切って開き、シンク全体を覆うようにかぶせます。そして、数か所養生テープで留めます。排水溝の部分には穴を開けておきましょう。ほかにも、台所の壁や床など、汚れてしまいそうな場所にも、新聞紙やビニール袋を貼ったりして、あらかじめ養生しておきましょう。

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換気扇を分解する

キッチン周りを養生したら、換気扇やレンジフードを分解していきます。


取り扱い説明書を読んで、それぞれに合った分解方法を確認してください。換気扇のファンは、手で外せる場合がほとんどです。

ただし、ネジが固い場合は、壊れてしまう可能性があるので、無理には外さないようにしましょう。

また、作業時には、必ず電源を切って、ゴム手袋などを着用してから分解をしましょう。

ファンをつけ置き洗いする

ファンについた油は、お湯で温かくして洗剤をかけ、つけ置きで柔らかくしてから取り除きましょう。


つけ置きに適した容器やバケツがない場合は、シンクにゴミ袋を広げて、お湯をためましょう。4550℃のためたお湯に、つけ置き用の洗剤や重曹をいれ、ファンをつけ置き洗いします。汚れ具合に応じて、5分から30分ほど放置します。

次に、ヘラなどで油を削り、再度洗剤を浸透させるために、つけ置きをします。もしヘラがなければ、古いカード類や定規などでも可能です。布やティッシュだと、油にへばりついてしまうので、あまりオススメしません。

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換気扇の内部を掃除する

部品をつけ置きしている間に、外せない部分の換気扇内部を掃除します。


ここで役に立つのが重曹水の存在です。重曹水は、約40℃のお湯100mlに、小さじ1程度の重曹を加えて、よく混ぜたものをスプレー容器に入れて、作ることができます。

洗剤を使う場合は、油汚れ用のアルカリ洗剤の中でも、洗浄力があまり強くないものから使っていきましょう。もし、この洗剤でも汚れが取れない場合は、洗浄力が強いものを使用します。最近では、プロ用の洗剤もホームセンターなどで手に入れることができますよ。

壁などについた油汚れは、重曹水や洗剤を付けたあと、キッチンペーパーやラップをして、浸透させてから拭き取りましょう。どうしても落ちにくい場合は、その上からドライヤーなどで温めると、より落ちやすくなります。

つけ置きした部品を擦り洗いする

1020分位つけ置きすると、油汚れが浮き上がって、緩んだ状態になりますので、浸け置きした部品を擦り洗いしていきましょう。


ファンには細かい溝が多くありますので、擦る際には古い歯ブラシが活躍します。また、面積が広い部分には、スポンジを使用して擦っていきましょう。洗い流すときには、水よりもぬるま湯やお湯で流した方が、油は落としやすくなります。流し終えたら、乾いたタオルで水気を拭き取り、しっかり乾かします。その後、外した部品を元に戻せば完了です。

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レンジフード掃除はいつやるの?

「年末の大掃除に換気扇の掃除をしよう」と思っている方は多いと思います。

しかし、実は換気扇の掃除は、夏がおすすめなのです。

換気扇の主な汚れの原因である油は、熱によって液体化します。そのため、気温の高い夏は冬に比べて、換気扇の油汚れが落としやすくなります。

また、夏は暑いのでお湯が冷めにくく、油汚れのつけ置き効果が高くなります。

さらに、寒い冬よりも、夏のほうが水仕事をするのが楽なので、気分的にもハードルは低くなります。

今まで、年末の大掃除で換気扇の掃除をしていた方は、夏に掃除をしてみてはいかがでしょうか?

換気扇掃除はハウスクリーニングのプロに頼むのもおすすめ!

今回は、自宅のキッチンの換気扇を自分で掃除するやり方やコツをご紹介しました。

上記の方法で、ある程度はキレイになりますが、それだけでは足りないと感じる場合は、ハウスクリーニングのプロにお任せしてみませんか?


大手ハウスクリーニングのおそうじ本舗であれば、全国に約1,500店舗を展開しており、確かな実績があります。

おそうじ本舗のレンジフード・換気扇クリーニングは、フィルターやファンだけでなく、フードカバーや照明なども分解し、徹底的に洗浄します。


プロは、分解したパーツを容器に入れて、業務用の洗剤とお湯で浸け込みます。

そのままだとすぐに冷えてしまうので、業務用ヒーターを使って4050℃をキープしてつけ置きをしたり、業務用の高温スチーム洗浄機を使ったりして、油汚れを確実に落とします

換気扇やレンジフードやお掃除したいけど、自分でやる自信や体力がない方は、無理をしないでプロに任せてみましょう。


おそうじ本舗フランチャイズ全国大会で2年連続最優秀賞を受賞した、おそうじ本舗「大崎店」では、掃除に対する悩みに対して、真摯に手助けいたします。

お客様のご自宅へ伺って清掃をするのはもちろん、電話による相談だけでも大歓迎です。店舗やオフィス、商業施設の清掃も承っております。どんな些細な事でも構いませんので、まずはお気軽にお電話下さい

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