毎日使う食洗機のクリーニング、どうすればいい?
食洗機を清潔に保つ重要性
衛生面での重要性
機能面での重要性
食洗機が汚れる原因
食洗機の仕組みと汚れの関係
食洗機に食器をセットし、洗剤を入れてスタートボタンを押すと、水道水が食洗機内に入ります。
水はヒーターで温められ、高温の水蒸気になります。
水蒸気は食洗機内のノズルから噴射され、食器に付着した汚れを落とします。
汚れた水は残菜フィルターで濾され、排水口から排出されます。
水蒸気の噴射と排水のサイクルを繰り返し、食器を洗浄します。
最後に、食洗機内の温風で食器を乾燥させます。
汚れを引き起こす主要因
食洗機内部に溜まる汚れは、主に以下の4つです。
洗剤の溶け残り:食洗機内の壁面に白い汚れとして付着し、ピンクヌメリや石鹸カスになることがあります。
油汚れ:食器の油分が食洗機内に残り、黄色く粘り気のある汚れとして付着します。
残菜フィルターのゴミ:食器に付着していた食べカスは、食洗機の排水部分にある残菜フィルターに溜まります。
水アカ:水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが乾燥して結晶化したもので、食洗機内の溝や角に溜まります。
食洗機に汚れが残る原因は、以下のようなものがあります。
食器の事前洗いが不十分
食器の配置が適切でない
洗剤の量や種類が適切でない
水の温度や圧力が適切でない
フィルターやホースなどの掃除が不十分
これらの原因により、食器に付着していた汚れが完全に落ちずに、食洗機の内部に残ってしまいます。これを防ぐためには、以下のような対策を取りましょう。
食器は、食べ終わったらすぐに水で軽く洗って、食べ物のカスや油を落としておきます。
食器は、食洗機の説明書に従って、適切な位置に配置します。食器同士が重ならないようにすることが重要です。重なると、水や洗剤が食器に届かずに、汚れが落ちない可能性があります。食器は、食洗機の中で自由に動けるように、十分な隙間をあけて配置しましょう。
洗剤は、食洗機の種類や食器の汚れ具合に合わせて、適切な量や種類を選びます。洗剤が少なすぎると、汚れが落ちないことがあります。洗剤が多すぎると、泡が溜まって食洗機の内部に残ることがあります。
水の温度や圧力は、食洗機の設定によって変えることができます。水の温度が高いほど、油やタンパク質などの汚れが落ちやすくなります。水の圧力が高いほど、食器に付着した汚れが剥がれやすくなります。
フィルターやホースなどの掃除は、定期的に行うことが必要です。食洗機の説明書に従って、フィルターやホースを取り外して、水や中性洗剤で洗います。カビや細菌が繁殖しないように、乾燥させてから取り付けます。
食洗機を汚しやすい食べ物とその理由は、以下のようなものがあります。
チーズや卵などのタンパク質が多い食べ物
バターやマヨネーズなどの油分が多い食べ物
トマトソースやカレーなどの色素が強い食べ物
パスタやご飯などのでんぷんが多い食べ物
これらの食べ物は、食洗機の水の温度や洗剤の種類によっては、食器に残ったり、食洗機の内部に付着したりします。これを防ぐためには、以下のような対策を取りましょう。
食器は、食べ終わったらすぐに水で軽く洗って、食べ物のカスや油を落としておきます。
食洗機の水の温度は、60℃以上に設定します。これにより、タンパク質や油分の汚れが落ちやすくなります。
食洗機の洗剤は、漂白剤や酵素が入っているものを選びます。これにより、色素やでんぷんの汚れが落ちやすくなります。
食器は、食洗機の中で自由に動けるように、十分な隙間をあけて配置しましょう。
以上の対策を行うことで、食洗機を汚しやすい食べ物の影響を減らすことができます。食洗機を清潔に保つことで、食器をきれいに洗うことができます。
食洗機の掃除方法
残菜フィルター:食洗機から取り外し、柔らかいブラシでこすって汚れを洗い流します。
ヒーターカバー:ネジで固定されている場合はドライバーで取り外し、残菜などを取り除いて柔らかいブラシやスポンジで洗い流します。
排水口カバー:卓上タイプの食洗機の場合は取り外し、溜まった残菜やその他の付着物を丁寧に取り除き、中性洗剤を含ませたスポンジで洗います。
食洗機内の細かい部分:パッキンや樹脂部は布でふき取り、卓上タイプの場合は布に漂白剤を薄めたものを染み込ませて拭き、時間をおきます。
回転ノズル:取り外し方はメーカーによって異なりますが、説明書に沿って取り外し、目詰まりを取り除きます。
食洗機内:月に数回程度、食器を入れずに洗浄運転を行い、水アカが出てきたら食洗機専用洗剤を通常の2倍の量を入れて、お手入れコース、または強力コースで運転させます。
食洗機の表面:操作パネルは柔らかい布で拭き取ります。
食洗機の掃除には、クエン酸や重曹を使わないようにしてください。これらは食洗機の部品を傷める原因になることがあります。食洗機専用のクリーナーを使用するか、汚れがひどい場合はプロに依頼しましょう。