水まわり掃除の完全ガイド
水まわり掃除の重要性と基本
水まわり掃除の重要性
水回りの汚れを放置すると、以下のような悪影響があります。
健康被害
カビや雑菌が繁殖し、アレルギーや感染症などの原因となる可能性があります。
ニオイ
排水口やトイレなどのニオイは、生活の質を低下させます。
汚れの蓄積
汚れが蓄積すると、掃除が大変になり、水回りの設備を傷める可能性もあります。
水回りを清潔に保つことは、健康を守るためにも、快適な生活を送るためにも重要です。
掃除の頻度とタイミング
水回りの掃除は、場所や汚れの種類によって頻度とタイミングを変えることが大切です。
キッチン
毎日使用するため、食後に軽く拭き掃除を行い、週に1回程度は念入りに掃除しましょう。特に、コンロや換気扇は油汚れが溜まりやすいので、こまめに掃除が必要です。
お風呂
毎日使用するため、使用後には水滴を拭き取り、カビが発生しやすい浴室の天井や壁は週に1回程度は掃除しましょう。
洗面台
毎日使用するため、使用後には水滴を拭き取り、排水口の髪の毛はこまめに取り除きましょう。
トイレ
毎日使用するため、便器の周りは毎日拭き掃除を行い、週に1回程度は便器の内側や床も掃除しましょう。
掃除のタイミングとしては、汚れが目立つ前にこまめに行うのがおすすめです。汚れが溜まってから掃除すると、時間がかかったり、汚れが落ちにくくなったりします。
掃除道具と洗剤の選び方
スポンジ
食器用スポンジや浴室用スポンジなど、用途に合ったスポンジを選びましょう。
ブラシ
排水口やタイルの目地などの掃除に適しています。
雑巾
水拭きや乾拭きに使用します。
マイクロファイバークロス
細かい汚れを吸着するのに効果的です。
中性洗剤
キッチンや洗面台など、素材を傷めたくない場所に使用します。
アルカリ性洗剤
油汚れや皮脂汚れを落とすのに効果的です。
酸性洗剤
水垢やカビを除去するのに効果的です。
塩素系漂白剤
強力な殺菌効果があります。
効果的な洗剤の選び方
汚れの種類
油汚れにはアルカリ性洗剤、水垢には酸性洗剤など、汚れの種類に合った掃除剤を選びましょう。
素材
素材によっては、使用できる掃除剤が限られます。使用前に必ず説明書を確認しましょう。
環境への負荷
環境に配慮した、生分解性の高い掃除剤を選ぶのもおすすめです。
人体への影響
塩素系漂白剤などの強い洗剤は、人体への影響もありますので、使用時には換気を十分に行うなど、注意が必要です。
場所別水まわり掃除法
キッチンシンク
キッチンシンクの汚れは、主に以下の5種類があります。
油汚れ: 食品の油や皮脂がこびりついたもの
水垢: 水道水に含まれるミネラル分や石鹸カスが固まったもの
ぬめり: 食べカスや生ごみに繁殖した雑菌が原因で発生する
黒カビ: パッキンの継ぎ目やひび割れで繁殖したカビが原因で発生する
サビ: 水や調味料の腐食や包丁などから移ったサビが原因で発生する
これらの汚れには、それぞれにアルカリ性や酸性などの特性があります。その特性に合わせて、適切な洗剤を使うことで、効果的に掃除することができます。
油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤(重曹やセスキ炭酸ソーダなど)で中和させると落ちやすくなります。食器用洗剤も油汚れに効果的です。
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤(クエン酸や食酢など)で中和させると落ちやすくなります。
ぬめりや黒カビは、除菌・漂白剤(塩素系や酸素系など)で雑菌やカビを分解すると落ちやすくなります。
サビは、クレンザーやメラミンスポンジなどでこすり落とすと落ちやすくなります。
具体的な掃除方法は、以下のようになります。
油汚れ: 食器用洗剤とスポンジで洗い落とす。しつこい油汚れは、重曹と水を2:1の割合で混ぜた重曹ペーストを塗り、スポンジでこすり落とす。
水垢: クエン酸と水を100mlに対して小さじ1/2の割合で混ぜたクエン酸水をスプレーし、ブラシやスポンジでこすり落とす。しつこい水垢は、クエン酸水をたっぷり吹きかけたキッチンペーパーを水垢に当ててラップで覆い、30分~2時間ほど放置してからこすり落とす。
ぬめり: 重曹200gとお酢100mlを排水口に振りかけて、ぬるま湯を少しずつかける。30分ほど放置してから水で洗い流す。しつこいぬめりは、塩素系漂白剤を吹きかけて5~10分ほど放置してから水で洗い流す。
黒カビ: 塩素系漂白剤を歯ブラシにつけて、パッキンの継ぎ目やひび割れに塗り付ける。しばらく放置したら水で洗い流す。
サビ: クレンザーやメラミンスポンジでサビをこすり落とす。
キッチンシンクをきれいに保つコツは、日々の乾拭きです。水分や油分をこまめに拭き取っておくと、汚れが固着しにくくなります。また、週に1回ほど、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをすると、雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。
キッチンシンクの掃除をするときの注意点は、以下のとおりです。
洗剤の種類によっては、シンクの素材に影響を与える可能性があります。使用前に必ず洗剤の説明や注意事項を確認してください。
塩素系漂白剤は、臭いがきついので、換気をしながら使用してください。また、ゴム手袋を着用することをおすすめします。
クエン酸やレモン果汁は、シンクの表面に残ったままにすると、腐食の原因になることがあります。使用後は、しっかりと水で洗い流してください。
浴室
浴槽
浴槽につく汚れは、主に皮脂汚れや水垢です。皮脂汚れはアルカリ性の汚れなので、重曹や中性洗剤でこすって落とします。水垢は酸性の汚れなので、クエン酸や市販の水垢落としでこすって落とします。排水口やゴムパッキンなどの細かい部分は、ブラシや歯ブラシでこすります。浴槽の掃除は、毎日入浴後に行うと汚れがたまりにくくなります。
排水口
排水口には髪の毛や石鹸カス、ヌメリなどがたまりやすく、カビや臭いの原因になります。髪の毛やゴミは、ピンセットやワイヤーなどで取り除きます。ヌメリやカビは、塩素系漂白剤や重曹とクエン酸の反応で除菌します。排水口の掃除は、週に1回程度行うと清潔に保てます。
壁・ドア
壁やドアには石鹸カスや皮脂、カビなどが付着しやすいです。石鹸カスや皮脂は、中性洗剤や重曹水でこすって落とします。カビは、カビ取り剤や塩素系漂白剤でこすって落とします。壁やドアの掃除は、週に1回程度行うと良いでしょう。
床
床にはピンクヌメリや皮脂、石鹸カスなどが発生しやすいです。ピンクヌメリは、中性洗剤でこすって落とします。皮脂や石鹸カスは、重曹や中性洗剤でこすって落とします。床の掃除は、週に1回程度行うと良いでしょう。
鏡・蛇口
鏡や蛇口には水垢やウロコ状の汚れが付着しやすいです。水垢は、クエン酸水や市販の水垢落としでこすって落とします。ウロコ状の汚れは、鏡用洗剤や新聞紙で拭き上げます。鏡や蛇口の掃除は、週に1回程度行うと良いでしょう。
浴槽のフタ
浴槽のフタにはカビやヌメリが発生しやすいです。カビやヌメリは、カビ取り剤や塩素系漂白剤でこすって落とします。浴槽のフタの掃除は、月に1回程度行うと良いでしょう。
小物(イスや洗面器など)
イスや洗面器などの小物には石鹸カスや皮脂が付着しやすいです。石鹸カスや皮脂は、中性洗剤や重曹水でこすって落とします。小物の掃除は、月に1回程度行うと良いでしょう。
風呂釜
風呂釜には水垢やカルキがたまりやすく、お湯の温まりが悪くなったり、故障の原因になったりします。風呂釜の掃除は、専用の洗浄剤を使って行います。風呂釜の掃除は、半年に1回程度行うと良いでしょう。
シャワーヘッド
シャワーヘッドには水垢やカルキがたまりやすく、シャワーの勢いが弱くなったり、水漏れの原因になったりします。シャワーヘッドの掃除は、クエン酸水に浸して水垢やカルキを溶かします。シャワーヘッドの掃除は、月に1回程度行うと良いでしょう。
天井
天井にはカビやホコリが付着しやすいです。カビは、カビ取り剤や塩素系漂白剤でこすって落とします。ホコリは、ペーパーモップや掃除機で吸い取ります。天井の掃除は、月に1回程度行うと良いでしょう。
換気扇
換気扇にはホコリや油汚れが付着しやすく、換気の効果が低下したり、火災の原因になったりします。換気扇の掃除は、カバーを外して中性洗剤で洗い流し、ファンは掃除機で埃を吸い取ります。換気扇の掃除は、月に1回程度行うと良いでしょう。
エプロン
エプロンとは、浴槽の外側にあるパネルのことです。エプロンにはカビやヌメリが発生しやすいです。エプロンの掃除は、カビ取り剤や塩素系漂白剤でこすって落とします。エプロンの掃除は、半年に1回程度行うと良いでしょう。
洗面台
鏡
鏡につく汚れは、主に水垢や歯磨き粉などです。水垢は酸性の汚れなので、クエン酸水でこすって落とします。クエン酸水は、クエン酸小さじ1杯と水200mlを混ぜたもので、スプレーボトルに入れて使うと便利です。鏡にクエン酸水を吹きかけて5分ほど放置し、雑巾で拭き取ります。金具などの細かい部分は、歯ブラシでこすります。最後に乾拭きをして水分を除去します。
棚
棚につく汚れは、主にホコリや化粧品などです。棚に置いているものを全て取り除いてから、中性洗剤を水で薄めたもので拭き掃除します。棚の角や隙間などは、割り箸に布を巻き付けたもので掃除します。洗剤を拭き取ったら、乾拭きをして水分を除去します。
蛇口
蛇口につく汚れは、主に水垢や手垢などです。水垢はクエン酸水で、手垢は中性洗剤でこすって落とします。蛇口にクエン酸水を吹きかけて5分ほど放置し、スポンジで軽く擦ります。洗面ボウルとの境目などは、歯ブラシでこすります。洗剤を拭き取ったら、乾拭きをして水分を除去します。
洗面ボウル
洗面ボウルにつく汚れは、主に赤カビや黒ずみなどです。赤カビはクエン酸水で、黒ずみは重曹でこすって落とします。洗面ボウルにクエン酸水を吹きかけて5分ほど放置し、水で流します。重曹を小さじ1杯程度撒いて歯ブラシで擦ります。重曹を洗い流したら、乾拭きをして水分を除去します。
排水口
排水口には髪の毛や石鹸カス、ヌメリなどがたまりやすく、カビや臭いの原因になります。髪の毛やゴミは、ピンセットやワイヤーなどで取り除きます。ヌメリやカビは、重曹とクエン酸の反応で除菌します。排水口に重曹を大さじ1杯程度撒いてから、クエン酸も同じくらいの量を撒きます。水を流すと泡が発生し、排水口の汚れを浮かせます。10分ほど放置したら、水で流します。
トイレ
便器
トイレ用中性洗剤を便器の内部にスプレーする
トイレ用ブラシで汚れをこすり落とす
トイレ用掃除シートで便座や便器の外側など便器全体を拭く
シートを便器に入れ、洗剤や汚れと一緒に流す
バケツに水を1/2程度入れて便器に流し入れ、水位を下げる
便器の汚れている部分にトイレットペーパーを敷きつめ、中性洗剤を振りかけて30分ほど放置する
30分後、トイレットペーパーの上から便器をブラシでこすって汚れを落とし、水を流す
頑固な黒ずみ汚れには、重曹水をスプレーして10分ほど置き、雑巾で拭き取る
頑固な水アカや尿石には、クエン酸水をスプレーして10分ほど置き、雑巾で拭き取る
床
トイレ用中性洗剤をスプレーして、手前から奥にかけてまんべんなく、ボロ布でホコリをかき取っていくように拭いていく
最後に水拭きで仕上げる
壁
トイレ用中性洗剤をスプレーしたボロ布で、上から下に向かって拭いていく
特に低い部分には飛び散り汚れが多くついているので、念入りに
最後に水拭きで仕上げる
寒い時期こそ、水まわりの掃除はプロにお任せ
寒い時期こそ水まわりの掃除はプロにお任せ
冬は寒くて掃除が億劫になりがちです。しかし、水まわりは汚れが溜まりやすく、冬こそ念入りに掃除したい場所です。特に、お風呂やキッチンはカビや水垢が発生しやすく、放置すると健康被害にもつながります。
寒い時期の水まわり掃除は、プロにお任せするのがおすすめです。プロは、専用の洗剤や道具を使って、隅々まで汚れを落とすことができます。
年に1度はプロに依頼しましょう。
以下、
寒い時期にプロに水まわり掃除を依頼するメリット
寒い中、自分で掃除をする必要がない
汚れをしっかり落とせる
カビや水垢の発生を抑えられる
掃除道具や洗剤を用意する必要がない
時間と労力を節約できる
おそうじ本舗の水まわりクリーニング
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