自力で行えるエアコンメンテナンスと自力分解の危険性
エアコンのメンテナンスは定期的に行うことが重要ですが、自力で行える部分と専門業者に任せるべき部分があります。自力で安全に行えるのは、フィルターと外周部分の清掃です。
自分で行えるメンテナンス
フィルターの掃除
エアコンのフィルターは、埃や汚れを捕まえ、空気の流れを妨げないようにする役割があります。定期的にフィルターを掃除することで、エアコンの効率を保ち、室内の空気を清潔に保つことができます。
掃除の方法は簡単です。まず、エアコンの電源を切り、フィルターを取り外します。次に、フィルターを掃除機で吸い取り、細かい汚れは水で洗い流します。完全に乾かしてから再度取り付けます。この作業は、月に一度程度行うのが理想的です
本体外側の清掃
モップなどでエアコン外側、上部の汚れを掃除します。埃が溜まりやすい上部はこまめに掃除しましょう。
自分で分解メンテナンスを行うことは危険!絶対やってはいけません。
エアコンの内部メンテナンスは専門業者に任せるべきであり、自分で分解メンテナンスを行うことは非常に危険です。以下の理由から、自力での分解作業は絶対に行ってはいけません。
感電の危険性
エアコンは高電圧を使用しており、内部には高圧電線が存在します。特に、コンプレッサーや電源ユニット周辺では、数百ボルトの電圧がかかっていることがあり、これに触れると致命的な感電事故が発生する可能性があります。電源を切っている状態でも、キャパシタやコンデンサなどの部品には電気が残っていることがあるため、安全ではありません。
また、エアコンには様々な安全装置が組み込まれていますが、自分で分解してしまうとこれらの装置が正しく機能しない可能性があります。例えば、感電防止のための絶縁材料や保護カバーを取り外すと、電気部品に直接触れるリスクが高まります。
火災の危険性
電気配線の誤接続
エアコン内部には複雑な電気配線があり、これを誤って接続すると短絡(ショート)が発生し、火災の原因となることがあります。特に、電源ユニット周辺では高電圧がかかっているため、誤接続によるスパークが発生しやすくなります。電気の流れを正しく理解していないと、配線ミスによる火災リスクが高まります。
コンプレッサーの過熱
コンプレッサーはエアコンの心臓部であり、冷媒ガスを圧縮して循環させる役割を担っています。誤った取り扱いや整備不足によりコンプレッサーが過熱すると、火災が発生するリスクがあります。特に、冷媒ガスの充填が適切でない場合や、コンプレッサーの冷却機能が低下した場合に過熱が起こりやすいです。
可燃物の存在
エアコンの内部には可燃性の絶縁材料やプラスチック部品が多く使用されています。これらの部品が高温になると発火する可能性があり、火災のリスクを高めます。特に、電気部品や配線周りに埃やゴミがたまっていると、これが引火して火災の原因となることがあります。
冷媒ガスの漏れ
冷媒ガスにはフロン類やHFC(ハイドロフルオロカーボン)などが使用されています。これらのガスは無味無臭で、漏れても気付きにくいですが、吸い込むと頭痛、めまい、吐き気などの健康被害を引き起こすことがあります。
冷媒ガスは環境にも重大な影響を与えます。特にフロン類はオゾン層を破壊する原因となり、地球温暖化を促進する温室効果ガスでもあります。冷媒ガスの漏れを防ぐためには、専門的な知識と技術が必要です。誤った作業によってガスが漏れ出すと、環境保護の観点からも深刻な問題となります
保証の無効化
多くのエアコンメーカーは、ユーザーが自分で分解メンテナンスを行った場合、保証を無効にすることがあります。保証が無効になると、故障した際の修理費用が全額自己負担になるため、リスクが大きいです。
専門知識不足
エアコンの内部構造は複雑で、適切な手順や工具を知らないと、内部部品を損傷する恐れがあります。特に、電子基板やセンサーなどの精密部品は、慎重に扱わなければなりません。専門知識がない場合、逆に故障を引き起こしてしまう可能性があります。
特殊工具の必要性
エアコンのメンテナンスには特殊な工具が必要です。一般の家庭には揃っていないことが多く、適切な工具を使用しないと部品を損傷する恐れがあります。
エアコン洗浄液の危険性について
エアコン洗浄スプレーは手軽に利用できる製品ですが、使用には大きなリスクが伴います。特に、火災の危険があるため、絶対に使用してはいけません。
製品評価技術基盤機構(NITE)の評価により、エアコンスプレーの洗浄液が原因で火災が発生する可能性があることが示されました。エアコン洗浄スプレーには可燃性の成分が含まれていることがあります。エアコン内部には電気部品が多く、スプレーが内部に浸透して電気部品と接触すると発火する可能性があります。特に、コンプレッサーや電気配線周りでの使用は非常に危険です。
製品評価技術基盤機構(NITE)エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」
【nite-ps】エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」(動画)
再現映像から見える危険性
NITEの評価により、エアコン洗浄液がエアコン内部の電気部品にかかり、火災が発生する再現映像が公開されました。エアコン内部は電気部品が多く、高電圧が流れているため、洗浄液がかかることで短絡(ショート)が起こりやすくなります。この短絡が原因で火災が発生する可能性があります。
化学成分の影響
エアコン洗浄液には、汚れを落とすための強力な化学成分が含まれています。これらの成分がエアコン内部の電気部品に付着することで、電気回路に影響を与え、発火のリスクを高めることがあります。また、揮発性の高い成分が含まれている場合、蒸気が発生しやすく、火災のリスクをさらに増大させます。
メーカーの推奨外
多くのエアコンメーカーは、洗浄スプレーの使用を推奨していません。メーカーの指示に従わないと、故障の原因となるだけでなく、保証が無効になることもあります。
専門業者によるクリーニングの重要性
エアコンの洗浄はプロに依頼するのが最も安全で確実な方法です。専門業者は適切な道具と知識を持っており、エアコン内部を徹底的に洗浄し、安全に作業を行います。長期的なエアコンの性能を維持し、健康と安全を守るためには、定期的なプロフェッショナルなメンテナンスが不可欠です。
これらの理由から、エアコン洗浄スプレーの使用は避け、プロによるメンテナンスを受けることを強く推奨します。
安全・安心なおそうじ本舗のエアコンクリーニング
おそうじ本舗は、日本全国に展開する清掃サービス業者で、エアコンクリーニングの分野でも高い評価を受けています。以下は、おそうじ本舗のエアコンクリーニングの安全性に関するポイントです。
専門知識と技術: おそうじ本舗のスタッフは、エアコンクリーニングに関する専門的な知識と技術を持っており、訓練を受けています。これにより、エアコンの内部構造を正確に理解し、安全にクリーニングを行うことができます。
専用の機材と洗剤: おそうじ本舗では、エアコンクリーニング専用の機材と洗剤を使用しています。これにより、エアコン内部の汚れを効率的に除去しながらも、エアコン自体や環境に優しい方法でクリーニングを行います。
また、最新技術の「ウルトラファインバブル」は微細な気泡の力で汚れを物理的に取り除き、洗剤の濃度を低く保っても十分な洗浄が可能なため、洗剤の残留成分を極限まで抑えることができます
安全対策: 感電や冷媒ガスの漏れといったリスクに対して、適切な安全対策が施されています。これには、作業中の電源の確実なオフ、冷媒ガスの適切な取り扱いなどが含まれます。
おそうじ本舗「大崎店」の特徴
おそうじ本舗「大崎店」は、掃除の技術や実績を競い合うおそうじ本舗フランチャイズ全国大会で、2年連続最優秀賞を受賞しています。
お客様の掃除に対する悩みに対して真摯に手助けし、お客様のニーズに合せたサービス提供を心がけていることが、この輝かしい受賞へと繋がりました。清潔感と丁寧な対応を心がけ、お客様のことを第一に考えられるハウスクリーニング店として評価されています。
「大崎店」では、エアコンクリーニングなど一般的なサービスのほか、付加価値があるコーティングやオプション、家事代行など、家の中の清掃にかかわるサービスをすべて導入しています。
お客様のご自宅へ伺って清掃をするのはもちろん、電話による相談だけでも大歓迎です。どんな些細な事でも構いませんので、まずはお気軽にお電話下さい。